May the force be with Me.

刑事訴訟法 中間試験

次の事実関係に含まれる手続上の問題点を指摘して、検討しなさい。

S警察署の警察官Aら6名は、平成18年5月20日、Xに対する覚せい剤取締法
違反被疑事件につき、R県S市T町1の1Pマンション201号X方を捜索場所とし、
覚せい剤、注射器、注射針、秤、ビニール袋その他本件に関連する物を
差し押さえるべきものとする捜索差押令状を得て、翌21日午前7時にX方に赴いた。

Aらは、Xらが拳銃を所持しているとの情報を入手していたことや、
捜査官が来たことに気づくと覚せい剤などを投棄して証拠を隠滅してしまうことが
予想されたため、合鍵で扉を開け、携行していたクリッパーで鎖錠を切断して、
「警察や。捜索に来た。動くな。シャブはどこや。」などと叫びながら室内に入った。
(なお、Aは、令状執行の前日に、マンションの所有者兼管理者に事情を説明して、
合鍵を借り受け、鎖錠を切断することもあることの了承を得ていた。)

寝室で、裸で女性と寝ていたXは礼状を見せろと要求したが、Aは胸をたたきながら
「礼状はここにあるので後で見せる」旨告げた。Xが傍らに置いていたセカンドバッグに
手をかけようとしたので、Aはそれを制してセカンドバッグを取り上げ中身を調べた。
セカンドバッグの中には、紙に包まれた白い粉末が入っていた。
Aは、Xに衣服を着させて、捜索差押令状を呈示した後、Xの面前でその同意を得て
右粉末につき覚せい剤予備検査を実施したところ、覚せい剤反応が出たので、
それを差し押さえた。

Aらが捜索を続けていると、別のセカンドバッグからロレックスの腕時計が5個
みつかった。不審を抱いたAがXに質問したところ、Xはすべて盗んできた時計である
ことを素直に認めた。S警察署に無線で照会したところ、Xの言うとおり盗難品
であることが判明したので、Aは、同日午前8時20分、窃盗の現行犯人として
Xを逮捕し、右腕時計5個を差し押さえた。

Aらは、S警察署へXを連行し、逮捕後の所定の手続を終えた後、窃盗事件の取調べ
を行い、翌22日午後5時に検察官に事件を送致した。検察官は、同日午後7時、
窃盗事件でXの拘留を請求した。その後、勾留請求が認められ、拘留状が発付された。
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by roguelawyer | 2006-06-14 00:00 | ロースクール
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